親になるために必要なことを考える

子供がのびのび育つということ

親の無知のせいで、子供が得られる可能性があった情報を得られないことで、子供の伸びしろが制限されるということを、人の親になって初めて気にするようになりました。
特に気にしているのは、幸福なことに子供が自分より優秀な育ち方をしたときに、自分の想像よりも先にあるものを自分が思いつかないことで、その可能性をつぶすことが十分ありうるなということ。
これは気を付ければ何とかなるという類の話ではないので、気にしすぎてもしょうがないんですが、それでも親がこれを意識できているかどうかで、それなりに子供の成長に違いは出てきそうです。

自分のことを考えると

私が都会の出身ではないので、それのことによって受けていた情報の制限というのはあったと思います。それと、特別裕福な家庭でもなかったので、裕福な家庭との格差というものもあったかと思います。
私は大学進学のために上京したのですが、そもそも大学に進学することが珍しい風土の出身で、それこそ大学受験勉強が始まるまで自分の進路なんて考えない日々を過ごしていたし、今思えばどんな大学があるのかもよく調べもしないまま受験先を選択したような気がします。 今私は東京に住んでいるので、私のように地理的な制約で情報が得られないことはないでしょうが、それ以外は親の影響を受けることは多いだろうと思います。

なんでこんな話をしているかというと

まだ幼稚園に入りたて(厳密にはコロナの影響でまだ登園できていない)の子供が、ご飯の時にyoutubeを見るんですが、好んで見ている動画がなぜか learn engineering 日本語映像授業 Try IT(トライイット) みたいな動画で、日常的にn型半導体がーとかツェナー効果がーとか言っているわけです。
別に勉強をしている意識はないだろうと思いつつも、そのまま興味を持って進んでいく可能性をつぶすような動きはしたくないなと思っているわけで。

この動画を見たとき、自分が大学に入る前とか、大学に入ってからとか、こんなこと全然考えなかったなーと思って、ただただ関心するんですが、

【保存版】東大生とハーバード大生が語る、進路を決める考え方。 (QuizKnock)

これを見ながら、無意識に囲まれている環境ってすごい影響力あるなーとも思うわけです。

現状の親のスペック

そこで、自分のスペックを見直してみると、そこそこの大学を出て(留年あり)大学院に行かず就職し、それほどまじめでない職歴(間に無職期間が4年あったり)で就職先が一流企業というわけでもなく、特に何の特徴もない親で、(女装しているので)見た目だけ少し珍しい感じなわけです。
いろんなことに対する偏見が少ない(と思っている)のは取り柄ですが、特別何かに導いていけるほどの能力も才能もないというのが現状でしょう。

これからの時代の情報

時代は変わってきていて、こういう話もあるみたいなので

YouTubeで勉強!?数検1級最年少合格者に会いに行った話 (ヨビノリ)

youtubeなどのメディアを利用すると、私の子供のころや学生のころと比べて、自分で集められる情報の種類や量が全然違うんだろうと思いますが、それが利用できることにいつ気付けるのかということに、やっぱり親の影響などはあるのだろうと思います。 親も勉強しないといけないんだなあと改めて考える次第です。